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MARK  明石の蛾達:生涯生態
スギドクガ
開始:2005/06/26
更新:2014/11/26

各個体は、必ずしも同一個体とは限りません。
幼虫は初齢、若齢、中齢、亜終齢、終齢を使用。数値齢は終齢齢数によって異なる。
【例】終齢=7齢の場合、初齢=1、若齢=2、中齢=3,4,5、亜終齢=6、終齢=7となる。
syougai11 形 態 卵 産卵直後?
撮影日 2005/05/14 カイヅカイブキにて
母蛾と思われる♀の成虫(1化)が傍に止まっており、この♀が産卵したものと思われます。
tamago 形 態 卵 孵化直前?
撮影日 2005/06/12 カイヅカイブキにて
点模様部分に凹みが出来ており、産卵後の日数が経っているものと思われます。
(2〜3日後に孵化を開始した)
syougai21 形 態 幼虫 初齢(孵化直後)
撮影日 2005/05/23 室内飼育(カイヅカイブキ)
多くの他種幼虫達と同様に、最初に食べるのは自分が出てきた卵の殻。

※スギドクガの幼虫は、6齢が終齢となります。
syougai22 形 態 幼虫 若(2)齢(約5mm)
撮影日 2005/05/29 室内飼育(カイヅカイブキ)
終齢の姿を全く想像できません。
(同じ食樹のウチジロマイマイの幼虫では?、・・・と思いました)
syougai23 形 態 幼虫 中(3)齢(初期)
撮影日 2005/06/05 室内飼育(カイヅカイブキ)
頭の両横と尻の毛束が発達する傾向が出てきていますが、終齢の姿を想像できません。
(ウチジロマイマイの幼虫では無いような気がするだけです)
syougai24 形 態 幼虫 中(3)齢(後期)
撮影日 2005/06/10 室内飼育(カイヅカイブキ)
中(3)齢初期から大きくはなっていますが、あまり変化はありません。
(未だウチジロマイマイの幼虫を否定することが出来ません)
syougai25 形 態 幼虫 中(4)齢(初期)
撮影日 2005/06/11 室内飼育(カイヅカイブキ)
頭の両横と尻の毛束が発達すると共に第一腹節に赤褐色の瘤状毛束が現れ、思い当たる幼虫がなくなりました。
(正体不明の未知種?に逆戻りです)
syougai26 形 態 幼虫 中(4)齢(後期)
撮影日 2005/06/22 室内飼育(カイヅカイブキ)
体のベース色が緑色になると共に腹節間に黒い帯が1本現れましたが、未だ正体が判りません。
syougai27 形 態 幼虫 亜終(5)齢
撮影日 2005/06/24 室内飼育(カイヅカイブキ)
この姿になって初めて正体を確信しました。
後から現れた3個の背中の毛束が明らかに小さいことにより、終齢との見分けが付きます。
この幼虫は、頭の色から黄型になるような様子でしたが、最終的には緑型になりました。
youtyuu 形 態 幼虫 終(6)齢 緑型(約35mm)
撮影日 2012/04/28 カイヅカイブキにて
標準は、緑型のようです。
頭の色は、体の色と同じになります。
mayu 形 態 繭(蛹)
撮影日 2004/05/08 ビャクシンにて
食樹の葉っぱの間に糸を張り、外繭とその中に繭玉を作り蛹化します。
幼虫期の毛は繭の補強材として、白と黒色は外繭に、褐色は繭玉に使用されているようです。
sanagi 形 態 蛹(約21mm)
撮影日 2011/10/02 カイヅカイブキにて
繭から取り出したもの。
ドクガ科の特徴でもある毛が生えています。
syougai41 形 態 成虫 ♂(左)と♀(右) 交尾姿
撮影日 2004/05/15 ヒマラヤシーダにて
♀は、羽化した場所で♂を呼び寄せ、交尾後すぐに産卵しているようです。
これは、子供達が十分に育つ食樹を自分が育った実績で保証しているものと考えられます。
2化の成虫が産んだ卵は、その年に孵化し若齢の幼虫で越冬し、翌春に再び活動を開始する。