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MARK  明石の蛾達:生涯生態
キバラケンモン
開始:2012/02/05

各個体は、必ずしも同一個体とは限りません。
幼虫は初齢、若齢、中齢、亜終齢、終齢を使用。数値齢へは終齢齢数により異なる。
【例】終齢=7齢の場合、初齢=1、若齢=2、中齢=3,4,5、亜終齢=6、終齢=7となります。
syougai21a 形 態 幼虫 孵化直後の初齢 約3mm 
撮影日 2011/05/16 ソメイヨシノにて
卵は確認できていないが白い部分は食べられた卵の跡と思われます。
ほぼ体長に近い長毛に覆われています。雨水や衝突事故などから体を守るバリアのようです。
表皮を残して葉肉のみを食しています。
syougai21b 形 態 幼虫 初齢眠状態 約5mm
撮影日 2010/06/02 ソメイヨシノにて
たっぷり食べたらしく大きくなり長毛が短くなったように勘違いします。
常に集団行動をしていますのでこの時もかたまっています。
芋虫タイプのものは抜殻を食べてしまいますが毛虫タイプは脱ぎっぱなしのようです。
syougai22 形 態 幼虫 若齢 約7mm 
撮影日 2011/05/20 室内飼育
終齢の容姿へと変化が始まります。但し、前半分が早く変化をはじめ後半分が遅れて続く。
お尻が黒くなっているのは頭の位置を誤魔化しているように思われます。
ソメイヨシノを与えています。
syougai23 形 態 幼虫 中齢 約13mm 
撮影日 2011/05/23 室内飼育
前半と後半との変化の競争はまだ前半がリードしています。
この頃になると種がハッキリ判るようになってきます。
ソメイヨシノを与えています。
syougai24 形 態 幼虫 亜終齢 約23mm 
撮影日 2011/05/28 室内飼育 
後半の変化がほぼ追いついています。
下側周辺に白い毛が出てきて殆ど終齢と同じ容姿になっています。
ソメイヨシノを与えています。
syougai25 形 態 幼虫 終齢初期 約32mm 
撮影日 2011/06/02 室内飼育 
赤茶色系の色がよく目立つようになっている。
頭の先にあるのは亜終齢の時の頭殻です。同じ齢中は変わらない大きさの頭は脱皮によりこのように変わっていきます。
シャリンバイに切り替えて与えています。
syougai25b 形 態 幼虫 終齢 約50mm 
撮影日 2010/06/23 室内飼育
亜終齢でシャシャンボにいたものです。
今迄食べていたものを変えても知られているものなら大抵はスムーズにいきますが中にはこだわる種や個体がいます。
シャリンバイを与えています。
mayu 形 態 繭  長手方向:約30mm 
撮影日 2010/06/22 シャリンバイにて
葉っぱを数枚寄せ集め糸で繋ぎ留め繭玉を作っています。
これは葉っぱを剥がしているものですが実際は殆ど隠れて見えません。
sanagi 形 態 蛹  約21mm
撮影日 2011/06/17 室内飼育
繭から取り出したものです。
蛹化間もないので淡い色をしていますがもっと濃い色になります。
osu 形 態 成虫 ♂ 前翅長:約21mm
撮影日 2011/06/25 室内羽化
初齢幼虫から飼育したものです。

外観上見分けの難しい極似種にニセキバラケンモンとキタキバラケンモンがいます。
syougai45b
syougai45a
形 態 成虫 ♂ 本種の見分け方
3種の見分け方は前翅では難しく、後翅にある。

後翅の特徴
 表面:黒い部分が外縁側のみにある。
 裏面:黒い部分が翅頂部分のみにある。